地域で見守る ilo-イロー kitatomirai アフタースクール

奈良市北登美ヶ丘で、地域に密着した学童保育を2018年4月からオープンしました。地域で様々な年齢の人たちが共に学び、発見し、お互いに見守る場所を創造していきます。

Netflix ドキュメントを見て思ったこと①

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俳優のザック=エフロンが、地球の未来のためにサステナビリティを追求している人を訪ねて、その土地や風習、食に触れるというリアリティ番組です。新たな価値観や視野を広げる事が出来る大変面白い番組です😊

 

番組と関係なく、私がここでう〜んと考えさせられたのは、

ジェンダーに対する自分の感覚です。

第一回はアイスランドでした。

アイスランドは、地熱に大変恵まれており、

地熱発電もさかんに行われています。

そこに登場した、天然資源責任者のマータさんと地質学者のサンドラさんです。

名前からもわかるように、両方女性です。

私はそこで「女の人なのにすごいなあ〜」という感覚をなんとなく感じてしまったのです。

 

天然資源責任者とか地質学者って、

なんとなくオジサンのイメージがありませんか?

この女性たちは30代後半〜40代前半くらいです。

"若い女性の職業"とパッと言われて思い浮かぶ職業はなんですか?

女性の私も感覚が昭和からアップグレードされていないことに気づいて愕然としてしまいました。

 

世界男女平等ランキング(ジェンダーギャップ指数)2021年では、156カ国中日本は、

"シエラレオネ"という国の一つ上の121位。

日本は下から数えた方が早いですね。

ちなみにアイスランドは1位でした。

【2021年】最新のジェンダーギャップ指数ランキング 日本と世界の現状、コロナの影響は | ELEMINIST(エレミニスト)

 

サザエさんのように男が居間で座っていて、女がご飯を作る場面が令和の今も放送されていたり、少し前に炎上したファミマの"お母さん食堂"、女性の身体的特徴を強調したATSUGIのストッキング広告など、まだまだジェンダーに対して意識の低い日本では、

子供達は知らないうちに、女の人と男の人の役割を勘違いしたまま、昭和の感覚のまま育ってしまいます。

 

オジサンがそのような感覚を持っているイメージが強いですよね?

 

実は今の子供たちの会話からも、「なんでそこだけ昭和?」と思う感覚の子がいます。

キャビンアテンダントは女の人がなって、パイロットは男の人がなるんだよ〜」

「ご飯や掃除は女の人がするんやで〜」と平気でいっていたりします。

英語やプログラミングを習っているけど、感覚は残念ながら昭和のままです。

 

私の身内の中高校生男子も、法事で集まった時に、どーんと居間で座り、いそいそとお母さんがご飯を作ってあげていました。自分が食べたご飯の食器も洗うどころかそのままで、ゲームをしていました。

令和時代の男子中高生には残念ながら見えませんでした。

我が子がそのような男の子と結婚したら、どんな事になってしまうんだろう、、、と不安になってしまいます。

つづく