地域で見守る ilo-イロー kitatomirai アフタースクール

奈良市北登美ヶ丘で、地域に密着した学童保育を2018年4月からオープンしました。地域で様々な年齢の人たちが共に学び、発見し、お互いに見守る場所を創造していきます。

自己肯定感について

日本の子供は、世界一自己肯定感が低いという記事を読んだことがあります。

「高校生の生活と意識に対する調査」では、日本は「私は人並みに能力がある」は、7.4%で、アメリカ55.9%、中国33.4%、韓国16.7%に比べるとかなり低い結果になっています。

引用↓

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/chousakai/dai1/siryou4.pdf

自分自身の事を考えてみると、周りと比べられたり、他人にどう思われているのか、世間の平均点と比べて自分はどうなのか、つねに気にしていて、自分は駄目だと考える事が多い高校生だったように思います。

そんな時に

「育てたように子は育つ」

 

育てたように子は育つ―相田みつをいのちのことば (小学館文庫)

育てたように子は育つ―相田みつをいのちのことば (小学館文庫)

 

 

という言葉に出会いました。

「自分のせいではないのだ、自分は自分のままで良い」

と、感じました。

 

それ以上でもそれ以下でもなく、今、ここにいる自分を大切にすること、周りから「なんでこうなのか、、」と否定されても、それはその人自身の経験則や考え方、価値観、世間のシステムから言っているのであって、それを受け入れて、自信を無くしたり、人に合わせる必要はない、自分は大切な存在なのだと考える事が重要であると思います。

礼儀や勉学など人から学ぶ姿勢は、つねに持ち続けないといけないですが、あくまで比べるのは、自分自身であり、昨日の自分より前進できているか、周りではなく自分、今の自分だと思います。

 

ミラーニューロンミラーニューロン - Wikipediaという神経細胞があります。

他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように"鏡"のような反応をすることから名付けられたそうです。

ポジティブな人の近くにいると、自分も元気に前向きになりますよね。

日本のことわざには「子は親の鏡」という良い言葉がありますね。

親自身が自己肯定感が低いと子供自身も、自分自身を大切に出来ない心になってしまうのかなと思います。

お母さん、お父さん自身もそのままで、良いのですよね。

 

なかなか思うように行きませんが、自分自身、葛藤していた経験があると、「あ!」と、子供の立場になって、気持ちを受け止めてあげる事が出来るのでは、、と考えています。

 

「育てたように子は育つ」からの引用です。

”親は子どもに、何でもしてやること自体が喜びである。子どもの笑顔を見ることが喜びである。〜ところが近年、そうでなくなってきた。子どもが、自分の思い通りのことをしてくれたときにしか、喜びを感じなくなった親が増えてきた。すると幼い子どものほうが、親の喜ぶようすを見てほっとするようになった。”

以上、引用です。

私も知らず知らずのうちに、このような状態になっていると反省しました。

子どもが幸せを感じてくれていたら、

本にもある言葉”親が生きているうちに、親を喜ばせてくれる必要はない”ということを心掛けていきたいと思います。

子どもが人に感謝する気持ち、相手を思いやる気持ち、社会の規律を守ろうとする意識など、子どもの心を育てる、子育てをしていきたいです。