この本は子供が生まれる少し前に初めて読みました。
「子供が生まれたらこんな風に子育てをしたいなあ」と思いながら、ワクワクしながら読んだ覚えがあります。
そして、時々、読み返しては、元気づけられています。でも、実際は本のようには全然うまくいかない!!現実の子育ては厳しいと感じます。しかし、それはそれで、想定外のことを楽しむということも、この本は教えてくれて、日々の過ごし方についてもすごく役立つ本です。
14の章とコラムで構成されています。薄い本で、何度も読み返すことができる本ですが、特に私が好きな章は、「凜とした人」、「フレキシブルな人」、「日々を楽しめる人」です。
本からの引用です
”ひとりでもへっちゃら
凜とした人は、群れません。人付き合いが苦手だったり、孤独を好むというのではなく、ひとりでいることをおそれないのですね。〜ひとりでいることをおそれないためには、根拠が必要です。それは、自分を肯定し、根本的に好きでいること。〜それこそ子どものころから、無条件に愛され、抱きしめられ、「このままの自分でいい」という肯定的な気持ちが育たなければ、群れに入れてもらえることで、自分を肯定するほかありません。 ”
”末は博士か大臣か、という言葉のごとく、子どもが将来、何者になるのか、親は期待を込めて楽しみにしています。本当に望んでいるのは、「・・・・そして幸せに暮らすこと」という続きの部分なんですけどね。どんな仕事についても、どこに住んでも、すばらしい地位を得ようと、日々の暮らしを楽しめなければ、幸せとはいえません。隣の芝生をうらやましがったり、とっくに食べ終わったごちそうの思い出に浸るより、足下の草花を愛で、今ある食材をどう料理しようかと、ワクワクするような暮らしなら、きっと楽しい。”以上 引用です。
過去や未来に思い悩む事なく、『今』を、大切に過ごす事の大切さを具体的に示してくれる本です。
大人が自分の為に読むにも、すごく良い本だと思いました^_^